前回のお話では、
「基礎不足では応用が効かない。」
「次のステップに進めない。」
という話でした。
家を建てる時、基礎工事が不充分であれば、どうなるでしょうか?
数年後に家が傾く。
壁がひび割れる。
いわゆる欠陥住宅となります。
日本料理を学ぶ時、まず初めに
「かつらむき」
を何度も繰り返し練習するそうです。
かつらむきが出来ないと、包丁をまともに扱えないとの事です。
「美味しい中華料理店は、チャーハンを食べればわかる!」
とか、
「卵焼きを食べると、その寿司屋の良し悪しがわかる!」
などなど。
基本が出来ているかの判断は沢山あります。
我々、鍼灸師、マッサージ師ではどうでしょうか。
人と接する仕事なので、知識や技術の前に、
「相手に対する気遣い、コミュニケーション」
これが基本の前提条件です。
そして、知識面では、
東洋医学、西洋医学の基礎知識。
技術面においては、
手や指の「触圧感覚」などが挙げられます。
どんな分野でも、
「ハウツー本」
ばかり読む方がいます。
基礎をすっ飛ばして、小手先のテクニックや情報ばかりが気になるようです。
その様な方は、テレビの情報、無料動画(YouTubeなど)の情報ばかりに振り回される傾向にあります。
技術や知識のレベルは、各人それぞれです。
レベルが高いから良い。低いからダメ。なんて事は全くありません!
基本や基礎
原理や原則
を積極的に学ぶ人は応用が効いて、
考え方がブレる事が少ないと思います。
次回は、
我々の身体や健康を考える時の基本や基礎について、お話したいと思います(^^)