大和魂と聞いて、どんなイメージを持つでしょうか?
「強くて、根性があって、荒々しい❗️」
とか、
「武士道に基づく、日本古来の精神性の高さ❗️」
こんな感じでしょうか?
総合格闘家の故・山本KID徳郁さんや、
その姉・美憂さんの元夫で、同じく総合格闘家のエンセン井上さんの体には、大和魂のタトゥーが彫られており、
「強靭な肉体と精神こそ大和魂」という印象を与えてくれます。
何でも知ってる、ウィキペディア先生によると、
大和魂とは、
「外国と比して日本流であると考えられる精神や知恵・才覚などを指す。
また江戸時代後期には、「正直で自由な心」の意味にもなった。」
との事です。
では何故ヤマトは、「大和」という書くのでしょうか?
諸説いろいろありますが、一説には、
和は、
「調和」の和
「中和」の和
「融和」の和
が由来とされていて、
大きく(広く)、調和するので、
大調和
間の「調」を省略して、大和。
大調和
大中和
大融和
というのが、ヤマトの意味だそうです。
では、何を調和して中和して、融和するのでしょうか?
古代日本は、
自然が豊かで、様々な生物、植物が共存しており、
西は、中国大陸や朝鮮半島、
南は、東南アジアや南西諸島、
北は、北海道やロシアなどから、
様々な民族が入ってきて、今よりも遥かに多様な民族性であったと考えられます。
古代日本は、単一民族ではなく多民族の集まりと考える方が自然だと思います。
多民族が集まると、習慣や価値観の違いが必ず出てきます。
ケンカや争い、小さな小競り合いは当然あったと思います。
しかし、それぞれの違いを受け入れて共存するのが、多様性に富んだ調和のとれた社会であると言えます。
調和の取れた、違いを認める社会であったからこそ、外から色々な物を上手く取り入れて発展させる事が得意な今の日本があると言えます。
調和の取れた社会は、
不当に差別せず、
違う価値観を認め、
民族の多様性を受容し、
生物多様性も認める。
感染した人も差別せず、
特定の生物も排除しない心。
それが大和魂。
多様性を認める大和魂は、今世界で主流になっているSDGs(持続可能な開発目標)の理念と合致する考えです。