その3 〜火について〜
今回は、「火」について説明したいと思います。
火と言うと、どんなイメージを持つでしょうか?
メラメラと湧き上がる炎
燃えるように暑い!
灼熱の太陽
こんなイメージだと思います。
火は熱くて燃える様なエネルギーなので、
季節で言えば、夏
五臓で言えば、心臓
六腑だと、小腸
に相当します。
心臓は、休む事なく動き続ける臓器です。
火の如く活発ゆえに、熱エネルギーが旺盛と言えます。
ところで、「心臓ガン」というのは殆ど聞いた事がありません。
同じく、「大腸ガン」はよく聞くけど、「小腸ガン」は殆ど聞いた事ありません。
心臓は、細胞代謝が活発で、ガン細胞が増殖しない。との理由だそうです。
小腸は、免疫細胞が集中しており、ガン細胞、細菌、ウイルスに対する機能が強い。
まさに、火の様な活発な熱エネルギーと言えます。
東洋医学でも、人体の熱源(熱を生み出す根本)は心臓と考えます。
血液を全身に送り込むエネルギーは、まさに火の如し。
血液、血管を支配すると考えるので、炎症や熱による出血などの症状は心臓が関係しています。
また「汗」とも関係して、異常な汗かき、多汗症なども心臓の異変と考えます。
心臓が弱っていると、夏の猛暑などで熱中症になりやすく、
逆にサウナや温泉に入り過ぎて、急激に熱がこもると、一時的に心臓に負担がかかって、脱水症状で気分が悪くなったり、のぼせて鼻血が出たりします。
「火」
これだけで、色んなイメージが湧きますね(^-^)
心臓 小腸
夏
汗
熱
血管 血液
漢字ひと文字で、どこまでイメージできるかが、東洋医学を考える上でのポイントです(^^)
次回は、「土」についてご説明しますね!