その5 〜金について〜
さて、今回は「金」についてご説明します(^^)
「金」という漢字を見てイメージするのは、
やはり、
おカネ
ゴールド
ですよね〜( ̄▽ ̄)
その通り‼️
しかし、実際の通貨としての「金」の意味合いは薄く、物資的な金属をイメージしてください。
なので、紙幣ではなく、硬貨のような金属的なもの。
ゴールドの「金」だけでなく、
銀や銅、鉄といった金属を全て含めて「金」なのです。
金属は、打つと音を出して響きます。
お寺の鐘や、鉄琴などの打楽器は心地よい音色が響きますよね。
音は、空気の振動で伝わります。
それゆえ、
「金」は空気や大気も意味します。
声も空気の振動で、音が伝わります。
発声は、肺から空気が排出する事で発生します。
なので、「金」は五臓で言えば、
肺
に相当します。
肺から取り込んだ酸素は血液に乗って全身を巡ります。
ここで質問!(・Д・)ノ
貧血の人は、何が足りないでしょうか?
「答えは、血液??」
いえいえ。
多くの場合、血液の不足というよりは、
「鉄の不足」
が指摘されます。
そう、ヘモグロビンです!
聞いた事ありますよね?
ヘモグロビンという鉄を含んだ物資が、酸素とガッチリ手を取り合って、全身に血液を運びます!
鉄は金属ですね(^^)
「空気中から酸素を取り込むのは、肺」
「酸素を運ぶのは、鉄」
それゆえに、
肺は「金」に属するのです。
空気を取り込む肺は、五臓の中で外気と接する唯一の臓器です。
外気と接する肺は、寒さや暑さの気温変化の影響をダイレクトに受けます。
皮膚も外気と接する面積が1番広い器官です。
皮膚への寒暖差の刺激は、肺にダイレクトに影響します。
特に乾燥した冷たい空気に弱く、秋から冬は皮膚がガサガサになりますね(T_T)
皮膚と肺は繋がっていると考えます。
また、
「最初に空気を取り込むのは、肺」
逆に、
「最後に空気を排出する器官は大腸」
最後に排出する空気、それは、
オナラですね (●´ω`●)
それゆえ、「金」の六腑に当たる臓器は、
「大腸」です。
大腸の異変は、肺に影響が出ます。
この場合、肺に直接影響が出る事は少なく、皮膚に影響が出る傾向にあります。
わかりやすい例で言えば、
「便秘して肌荒れが酷い。吹き出物ができた。」
などです。
アトピー性皮膚炎や湿疹、アレルギーなどは、肺や大腸の異変で起こる事がほとんどです。
大腸が弱ると腸内細菌のバランスが崩れて、免疫力が低下し、風邪ひいて、悪化すれば肺炎を引き起こす。という事があります。
肺と大腸は表裏一体なのです。
季節で言えば、秋。
秋は空気が乾燥して、肺が弱りやすくなります。
外気と接するので、周りの影響を受けやすくま非常に繊細な臓器なのです。
なので、悲しみや憂いなどの感情は、肺の働きと考えます。
枕草子に、
「秋は夕暮れ」という文章がありますが、
秋の夕暮れは、何か物寂しい、人恋しいセンチメンタルな気分になる事ありませんか?
これは、肺の影響なのです。
「金」と「肺」
初めはイメージが湧きにくかったと思いますが、ご理解できましたでしょうか?
次回は、「水」についてご説明したいと思います!(^-^)