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かのん日記

Monthly Archives: 7月 2020

以前痛みについて書きましたが、今日は頭痛、その中でも最も多いと言われている「緊張型頭痛」のお話をしたいと思います。


まず頭痛は大きく2つに分類されます。原因となっている病気、つまり基礎疾患のない頭痛である一次性頭痛と、脳腫瘍や脳出血などの病変が原因となる二次生頭痛があります。


「緊張型頭痛」は一次性頭痛に含まれ、他には偏頭痛や群発頭痛があります。


「緊張型頭痛」の原因は身体的、精神的ストレスであることが多く、それらのストレスが頭の横の筋肉や肩や首の筋肉を緊張させて頭痛を引き起こします。


「緊張型頭痛」の特徴は頭全体を締め付けられるような感じで、拍動性の痛みであることが多いです。頭痛と共に肩こりや眼精疲労が現れることもあります。


実は私も「緊張型頭痛」持ちで、よく痛みに悩まされています。そんな時に自分で触っている経穴(ツボ)をご紹介します。


〈百会(ひゃくえ)〉頭頂部にあり、両耳と鼻の延長線が交わるところ。


〈風池(ふうち)〉耳の後ろの骨と、後頭部真後ろのくぼみの中間。


〈印堂(いんどう)〉眉間の真ん中。


これらの経穴を指の腹の部分でゆっくり刺激してリラックスしてみてはいかがでしょうか?

日常生活に支障がなければ特に筋力を鍛える必要はないと思っていませんか?

筋肉が減ること、筋力が衰えることは今まで通り動けなくなることはもちろん、様々な疾病につながります。

鍛えなければ加齢とともに筋力は減ってしまうのです!

筋肉を鍛えることは、認知症予防にも

65歳以上の7人に1人、80歳以上になると5人に1人は認知症になると言われるこの時代、これは他人事ではありませんね。

筋トレは脳トレ!!認知症予防には今から鍛えよう!

認知症とはなんらかの影響で脳神経細胞がダメージを受けたり変性したりすることで、記憶力や判断力、思考力などの認知機能が低下してしまった状態のことをいいます。その原因は多岐に渡ります。

①脳神経と筋力の関係

私たちが手や足など体を動かすためには、まず脳神経細胞が「体を動かして」と指令を出します。その信号が脊髄神経を通して目的とする筋肉に伝わり、そして筋肉が動くと今度は逆に筋肉から脳に感覚神経を通じて電気信号が送られます。つまり筋肉を動かすことで脳→筋肉、筋肉→脳へと繰り返し刺激が伝わり脳神経細胞が活発になる。これが脳トレになるということなんですね!

②適度な運動による筋力アップは最高!

また、有酸素運動を行うことで

体内の血液が酸素で満たされる→脳内の酸素が豊富になる→脳の神経細胞が活発になる→神経細胞同士をつなげるシナプスの活動が活発化→すると記憶力や集中力がアップし脳パフォーマンスが向上→認知症のリスクが軽減される。という具合です!

認知症も初期の段階なら有酸素運動を行なって、脳血流をアップさせ脳神経細胞を活性化させることで健全な状態に戻る可能性は十分にあると考えられています。

今日がこれからの人生で一番若い日です。皆さんも今から筋肉を鍛えて行きましょう!

前回は、脂肪とブドウ糖のエネルギーを作り出す違いについてお話しました。

そして、

                        

ケトン体

                          

という新たなキーワードが出てきました。

今回は、脂肪からのエネルギー、そしてケトン体について詳しくお話させていただきます(^^)

以前にMCTオイルココナッツオイルの話がありました。

その時に、中鎖脂肪酸についてお話しました。

覚えていますでしょうか?

                        

中鎖脂肪酸は消化が速い!

                         

なので、すぐにエネルギーになりやすい!

という事でした。

では、脂肪酸がそのままエネルギーになるかというと、実はそうではありません。

残念ながら、脂肪酸はそのままではエネルギーとして使えないのです。

今流行りの電気自動車で例えてみましょう!

電気自動車は、もちろん電気で動きます。

電気は、火力発電所などで作られます。

その燃料は石油石炭です。

石油や石炭を直接入れてエンジンをかけると、どうなるでしょう?

                        

当然、故障しますよね( ̄∇ ̄)

                         

石油から火力発電を経て、電気になり、エネルギーとして使用できます。

同じように、脂肪酸もエネルギーとして使える物質に変える必要があります。

詳しい工程は、目と頭が痛くなるほど複雑なので、ここではカットします!✌︎(‘ω’)✌︎

結論から言うと、

                        

脂肪酸からケトン体を作ります

                         

聞き慣れない言葉ですが、日常的に私達はこのケトン体をエネルギーとして使っているのです。

動き始めはブドウ糖を使って、

ある程度動きを継続していくうちに、ブドウ糖ではなくケトン体をエネルギーとして使っています。

                          

前回に説明したハイブリッド自動車の様な働きをしてるのです!

                         

※余談になりますが、胎児や新生児の赤ちゃんは、血液中のケトン体の濃度が非常に高いのです。

赤ちゃんは、母親からの栄養(主に脂肪)からケトン体を作り出し、エネルギーにしています。

赤ちゃんは、本能的にケトン体エネルギーの方が効率が良いという事を理解しています。

言ってみれば、ケトン体は燃費が良くて、エネルギー効率に優れた電気エネルギーみたいな物なのです。

一方で、ブドウ糖エネルギーは、安価で使い勝手が良いガソリンやディーゼル(軽油)みたいな物です。

「今は環境にも優しいクリーンディーゼルがあるわ!!」

とかいうツッコミはご勘弁ください( ̄∇ ̄)

実は、脳を動かすエネルギーとしてもケトン体が使われているのです!

一般的に、

                         

「脳の栄養はブドウ糖のみ」

                        

という話をよく聞きますよね?

                         

実はこれ、半分ホントで半分ウソなのです。

                          

もちろん、ブドウ糖も脳のエネルギーとして使われます。

しかし、脂肪酸から作り出されたケトン体も、脳のエネルギーとして使われています!

ブドウ糖が充分にある場合、ブドウ糖を優先的に使うシステムになっているのです!

もしブドウ糖が充分にない場合には、脂肪酸からケトン体を作り出し、脳に供給されます。

非常に便利で優れたシステムなのです!!

                         

スポーツ選手の間でも、このケトン体エネルギーを効率良く使おうと肉体改造する選手が増えてきています。

サッカー日本代表の、長友佑都選手もその1人です。

自身の食事内容を見直し、その効果を本にして出版しています。

この様な、ケトン体エネルギーをうまく使える体質のことを、

                         

「ケトジェニック体質」

                         

と言い、

ケトン体エネルギーを中心に生活する事を、

                        

「ケトジェニック生活」

                        

とか言ったりします。

この

                        

「ケトン体」

                        

とか

                         

「ケトジェニック」

                          

という言葉は、これから主流になっていくキーワードだと思いますので是非覚えていただければ幸いです(^^)

それでは、美味しいケトジェニック生活をお楽しみください!!♪( ´▽`)

少し前に、MCTオイルとココナッツオイルの中鎖脂肪酸についてお話しました。

中鎖脂肪酸は消化が速く、エネルギー効率が良いとお伝えしました。

では、エネルギーは脂肪だけで良いのか?  

                       

糖質は? タンパク質は? 

                 

という疑問が出てきますよね。

                        

その通りです!!  

               

糖質もタンパク質もエネルギー源として活用されます!

特に、わかりやすいエネルギーとして、イメージしやすいのが糖質。

糖質の中でも、

                                 

ブドウ糖

                   

をイメージするのではないでしょうか?

コメ、パン、イモなどはデンプンを多く含んでおり、最終的にブドウ糖にまで分解されます。

もちろん、お砂糖や果物なども、ブドウ糖果糖まで分解されます。

ブドウ糖は、すぐにエネルギーになります。

中鎖脂肪酸より速いです(^^)

緊急時に、すぐにエネルギーが必要になる時の為に、常に筋肉と肝臓に蓄えられています。

実は、ブドウ糖は、そのまま貯蔵されてる訳ではなく、ブドウ糖が何個かくっついた状態で蓄えられています。

この状態を、  

                                     

グリコーゲン  

                       

と言います。

聞いた事あるでしょうか?

お菓子メーカーのグリコは、グリコーゲンが由来だそうです(^^)

ブドウ糖は、すぐにエネルギーになるので、いきなり走ったり、激しい運動などの時は、ブドウ糖がエネルギーとして使われます。

それとは反対に、脂肪はゆっくりとエネルギーに変わります。

なぜでしょうか?

それは、    

                                      

酸素を必要としているか、

必要としていないか

                        

の違いです。

しかもブドウ糖は、酸素ありでも無しでもエネルギーを速やかに作れますが、脂肪は酸素がないとエネルギーを作れません。

そんな訳で、

短距離走や激しい筋トレなどは、  

                              

無酸素運動と言い、

マラソンやジョギング、ウォーキング等は、  

                        

有酸素運動と言います。   

  

ここまで聞くと、

「じゃあ、ブドウ糖は酸素ありでも無しでもエネルギーを作れるなら、その方がいいのでは?」

という疑問が湧きます。

確かに、ブドウ糖は酸素なしで、すぐにエネルギーになるし、酸素を使ってもエネルギーを作れます。   

                                     

しかし!!   

                  

筋肉や肝臓に蓄えられているグリコーゲンはごくわずか。    

                              

すぐにガス欠になります(>人<;)

               

中程度の運動をした時、ブドウ糖のみをエネルギーで使用した場合、わずか2時間から3時間で枯渇します。

                                     

ガス欠状態です( ̄◇ ̄;)

それでは、エネルギー効率が悪過ぎます。  

                         

そこで脂肪酸の登場です!!  

                   

脂肪は酸素を使って、ゆっくりエネルギーを作りますが、そのエネルギー効率は良く、持続力に優れています。

実は私たちも日常では、このエネルギーをメインに使っています。

サッと動いたり、いきなり走ったりする時は、ブドウ糖をエネルギーにしますが、その後、持続的に動く時は脂肪をエネルギーにしています。

そうでなければ、朝起きて昼までにガス欠で倒れてしまいます。

日常のメインエンジンは、脂肪からのエネルギーを使い、

ブドウ糖のエネルギーは、サブエンジンなのです。

これは丁度、ハイブリッド自動車のエンジンと似ています

動き始めは、大きな動力が必要なので、ガソリンを使ってタイヤを動かします。

その後、ある程度スピードが乗ってきたら、タイヤの回転を元に電気を発生させて効率良く車を動かします。

そう!私達は、このブドウ糖と脂肪のハイブリッドエンジンを効率良く、しかも無意識に使い分けています。

このシステムを、          

1.「グリコーゲンーブドウ糖」

  エネルギー

2.「脂肪酸ーケトン体」

  エネルギー     

と言います。

                        

「ケトン体??」

       

              

また聞き慣れない言葉が出てきましたね。

「脂肪酸ーケトン体 エネルギー」については、また次回にお話したいと思います(^^)