Monthly Archives: 6月 2021
古今東西、「定説」や「常識」と言われるものがあります。
時代が変われば、その定説や常識はガラッと変わってしまいます。
例えば、
「卵はコレステロールが多いから、1日に1個まで」
→ 今では、全く根拠がありません。卵アレルギーがなければ、4〜5個食べても全然大丈夫です。
「鉄分を補うには、ほうれん草が1番良い!」
→ 小松菜の方が多い。更にほうれん草などの野菜の鉄分は、非ヘム鉄。吸収率が低すぎるので、肉、魚に含まれるヘム鉄の方が効果的。
定説は定説ではなく、常に仮説と考える方がいいでしょう。
今、世間で言われている常識や定説は、5年後、10年後には、とんでもない非常識になっている可能性は充分あります。
「写真を撮ると魂が抜ける!」
「地球は丸くなく、平面だ!」
こんな事を信じる人は、もはや誰もいないでしょう( ̄▽ ̄)
時代や場所によって、常識や定説はいとも簡単に変わります。
たとえ古くても、色褪せない輝きを放ち続ける考えや物もあります。
その様な素晴らしい普遍的な価値は大切にしつつ、新しい常識は、常に仮説であると考えながら、自分の常識をアップデートしていきたいですね(^^)
未だにコロナが落ち着かない、このご時世。
物質的な豊かさは受ける事ができても、
精神的なストレスが大きく、
気持ちも身体も疲労が溜まってる人が多いと思います。
前回、「水の事象」の話で、不安や心配、恐怖は出来るだけ避ける。と伝えました。
しかしながら、避けようのない現実に直面すれば、誰でも不安や恐怖の感情が出ます。
コロナで仕事が激減した。
会社が倒産した。
失業した。
健康不安で、いつ感染するか不安だ。
感染して、周囲から差別されてストレスだ。
夫がテレワークで常に家に居て邪魔で、ストレスだ。
妻から邪魔者扱いされて、ストレスだ。
などなど(T ^ T)
以前に説明した通り、
東洋医学的な視点から考えると、不安や恐れは、腎臓から起こると考えます。
腎臓が弱ってる時は、不安や恐怖を感じやすくなります。
また、逆もしかりで、もの凄く怖い体験をした時などは、一時的に腎臓が弱ってしまいます。
腎臓と膀胱は、表裏一体セットとして考えます。
腎臓や膀胱は、足腰の症状、排尿に関係します。
「急に驚き、腰を抜かした。」
は腎臓の症状で、
「あまりの恐怖で、オシッコもらした。」
は膀胱の症状です。
では、恐怖や不安を感じた時は、どうすれば良いでしょうか?
以前に、イライラした時は、肺の「悲しみ」を利用して対処するというお話をしました。
恐怖や不安の場合には、
「心臓」の喜びを利用します。
楽しい事をして、喜ぶ。
楽しい、嬉しい状況を作って喜ぶ。
喜ぶという感情は、恐怖や不安を和らげます。
「そんな事言われなくてもわかってるわー!」
「不安な時に、喜ぶことなんて出来るか!」
「そんな簡単に楽しい事できるなら苦労しない!」
と言うお叱りを受けそうです。
ごもっともでございますm(_ _)m
なかなか、そう簡単に楽しい状況は作る事は出来ません。
もう一つ方法が、あります。
それは、脾臓、胃の「意」を利用する事です。
「意」とは、思う。考える。悩む。です。
クヨクヨ悩むのでなく、
よくよく「考える」事です。
冷静に「考える」事です。
「何故、不安に思うのか?」
「恐怖に思う原因は何か?」
「不安な状況を作り出している原因はどこにあるのか?」
無理にポジティブに考える必要はありません!
過剰なポジティブ思考は、過剰なネガティヴ思考の裏返しの結果とも言えます。
なので、
冷静に現実を見つめ、
とにかく、
冷静に論理的に考える!!
しっかり考える事で、自分を第三者的に、俯瞰(ふかん)して見ることができます。
そうすると、段々と恐怖や不安は和らいでくると思います。
不安や恐怖は、誰もが持っている感情です。
完全に無くす事など不可能です。
しかし、ある程度コントロールする事は可能です。
そのコントロールの助けとなれば、幸いです(^^)