鍼灸マッサージ院かのん|東大阪の脳梗塞後遺症は訪問専門の当院へ

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かのん日記

前に筋肉についてのお話をさせて頂いたので、今回はその続きを書いていきたいと思います。
筋肉には主に以下の7つの役割があるということでしたよね。一つ一つみていきましょう!

①体を動かす、体を安定させる
筋肉の中でも骨格筋は骨と骨とをつなぐように付いていて、歩く、走る、座るなど一環の動作も筋肉が伸び縮みすることで成り立っています。日常生活でも自然と重力がかかっているんですが、骨格筋が関節を安定させることで姿勢を保ったり、正常な動きをすることができています。

②衝撃の吸収、血管・臓器の保護
外部の衝撃から体を守るのも筋肉の役割です。筋肉は内臓や骨、血管などを衝撃から守ってくれています。ありがたや。

③ポンプの役割
心臓から押し出された血液は、体の隅々まで巡って静脈を通り再び心臓に戻ってきます。筋肉が伸びたり縮んだりすることで、静脈に圧力がかかり、血液の循環が促進されます。→「筋ポンプ作用」
中でも心臓から最も遠い足に巡ってきた血液を心臓に押し戻すときに重要な役割を果たすのが、「ふくらはぎ」であり、その働きから【第二の心臓】とも呼ばれています。

④熱をつくる、代謝を上げる
人間は常に体温が36度から37度で保たれるようになっています。この体の熱生産の約6割を筋肉が占めています。それだけ生命維持という点においても大切な熱を発生させるため、筋肉は常にエネルギーを消費しています。そしてその主なエネルギー源は糖質脂質です。筋肉が多いと熱の発生量(いわゆる基礎代謝)も増えるため、代謝がアップしてメタボリックシンドロームなどの生活習慣の予防にもつながっていきます。

⑤免疫力を上げる
筋肉は人間の免疫力にも関係があります。リンパ球を始めとする免疫細胞は、グルタミンというアミノ酸によって活性化されます。このグルタミンは筋肉内に多く蓄えられていることから、筋肉が減ってしまうと、免疫機能が低下してしまうと言われています。

⑥ホルモンの生産
骨格筋が産生するホルモンの主な役割には、筋肉や骨の形成や再生抗炎症作用糖質や脂質の代謝への関与心筋細胞や血管内皮細胞の保護などがあると言われています。

⑦水分を蓄える
人間の体の中で、最も大量の水分を保持しているのは、実は「筋肉」です。
脂肪量が多い女性と比べると、筋肉量が多い男性の方が体内総水分量は多く、健康な成人で、体重の60%前後(男性60%、女性55%)となっており、中でも体重60㎏の成人男性は、約15㎏〜20㎏もの水分が筋肉に蓄えられています。
筋肉が少ない人は水を飲んでも体に貯めておくのが難しく、脱水症状を起こしやすくなるのです。
また、筋肉量が大きく減りやすい年配者の場合、体の中の水分が5㎏〜10㎏も減ってしまっている場合もあり、毎年、年配者に熱中症を発症する方が多い理由の一つになっています。

以上7つの役割を見てきましたが皆さまどう感じましたか?凄いですね筋肉!!知らない間にこんなに働いてくれてたんですね。ホント頭が上がりません。筋肉さんいつもいつもありがとうございます。
そして筋肉、まだまだ続きます!